2008年11月3日月曜日

あしたのために - その6 -

《マップ研究 Meeting of Minds編》



マップ名:Meeting of Minds (MoM)
SP:10
Relic:2
CP:3
Slag Deposits:2


 マップは勝敗を分ける大きな要素であると思いますので、オートマッチで使用されるメインのマップに絞って何事かを書いていこうかと思います。


 最初に、このMoM。他のマップと比べると、互いの陣営が要塞のようになっており、SPの数も多く自陣付近に配置されているのが特徴です。展開として多いのは、やはり数多くのSPから生み出される資源による大規模な戦闘で、関係ないですが派手な戦闘を見たいのであれば、このマップのリプレイをお勧めします。





【序盤の戦略】

 特別な戦略がなければ、最初はRelicの横にあるSPと、山に囲まれた場所からはみ出たSPを占領するのが優先されます。このマップでは一貫してT2やT3への進化が早い展開が予想されるので、基本的には外側のポイントを押さえることで、それより内側のポイントを囲い込むことが大事になります。


 ただし、ChaosのラプターやTauのハエなどを有効活用出来れば、こちらが着々と資源を蓄えつつ相手の進化を遅らせることが出来ます。また、OrkのSluggaも高いHPと脅威の早旗降ろし(ハヤハタオロシ)で相手のプレイヤーを悩ますことが出来ます。そのため、自分のコマンダーを相手のコマンダーにぶつけるのか、ハラスにいくのか、相手のハラスに対する防衛部隊とするのかという選択が、序盤の展開を分けます。



 多くのプレイヤーがやりたがる、序盤に兵力を殆ど出さずに進化一点張りでいこうとした場合、最も外側にあるRelicとSPが敵の攻撃に晒された時に守りきれない可能性が非常に高くなります。特にRelicは占領するのにSPの2.25倍の時間を要するので、即T2などの戦略だと厳しいです。逆に最初からRelicを当てにせずに、SPだけでT2に進化して強力なユニットを生産して一気に戦局を巻き返すことも可能ではあります。代表的なのがIGの即T2からのビーグルや、Eldarの即T2+ハーレクインなどです。



 相手の素早い進化に対応するには、まず相手の本陣あたりまでこちらのコマンダーを移動させて状況を確認しましょう。ジェネレーターが2つ以上開始直後にある場合は、間違いなく進化優先です。また、相手がコマンダーを出してこない場合は要注意です。


 

ここからRelicをキャプチャーしているユニットを射撃できます。



【中盤の戦略】


 このマップでは、ReqがPowerに比べて余ってしまうことが多いので、ジェネレーターを早い段階でポンポン建てて、Powerが多くなりすぎるくらいで丁度いいです。SPとRelicの数が多いのでそれらをLP2にしていけば、Powerは勝手に減り、Reqがどうやっても増えていくからです。


 中盤にさしかかると、進化と戦闘が両立出来るくらいの収入があると思うので、T2の主力ユニットをビーグルも含め生産しては、前線に送ります。MoMのように資源が豊富なマップでは操作量が要求されるので、ショートカットをフル活用することが大事になります。資源が余って負けるというのは、一番良くない負け方です。(よくやりますが・・)


 また、中央にあるCPは占領しておくと、主戦場の視界を確保でき、戦闘をとてつもなく有利に進めることが出来るので、できることなら早めに占領しておくことが望ましいです。少なくとも、敵が占領していれば旗を降ろすだけでもしましょう。また、戦場の中心はハードカバーが多く、待ち伏せには持って来いなので、逆に相手がCPを降ろしにくるのを、射撃ユニットで待つのも手です。


 戦場にSlagDepositsがあり、T2になったら建設が可能です。もしあなたが「1」のプレイヤーなら、マップ右下へ建てに行くほうが無難です。逆側では、相手がCPを占領している場合(ほぼ確実に占領している)こちらが建設しているのが丸見えになってしまうからです。さらに、気づいた相手が砲台をRelicの横に建設しアップグレードを施すと、相手の砲台の攻撃がこちらのデカジェネに届いてしまうためです。


 これはOrksのバナーを二段階アップグレードしたものです。他種族の砲台をアップグレードしても届きます。

【終盤の戦略】

 終盤になれば、他のマップならいざしらず、このマップであれば十分Relicユニットの生産が可能です。勿論、そのまえにT3の主力となるユニットを生産して前線で戦闘しているのが前提です。また、収入を常に増やすことを怠らないようにします。トップクラスのプレイヤーは、このマップで終盤だとReq収入が150~200近くまであるのがざらです。しかもその収入が余らないくらいの大量の軍隊を生産して前線に絶えず送り込んでくるわけです。終盤は経済力の勝負になります。とにかく、資源を余らせないことです。 

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